世帯人数別!ふさわしい間取りの基準!
お家選びの際にはたくさんのお部屋の中からご自身やご家族のライフスタイルに合ったものを選択しますが、自由に選択することができるためよくあるのが自分たちに合った広さ・間取りはどれぐらいなのか?ということです。
実際に見に行ってみたら部屋が狭かった…、必要以上に部屋があり使わない部屋があって勿体なく感じる…といった経験があったり、そうなってしまったらどうしようと考えてしまって結局どうしたらいいのか手詰まりになることがあると思います。
また、間取りを見ると何となくわかるかもしれませんが、このリビングは何㎡です!と書かれていたりすると実際のイメージがいまいち沸きづらいこともあるでしょう。
今回は世帯人数別に平均の面積、最低限必要な面積の目安と間取りをご紹介していきます。
世帯別の平均・最低面積
お部屋は広ければ広いことに越したことはありませんが、資金にも限度があるため、これぐらいの部屋の広さがあれば十分だろう、というラインを知っておくことは住まい選びにとって役に立ちます。
ではまず、国土交通省より指針されている世帯人数ごとの求められる住居面積を見てみましょう。
最低居住 単身25 2人30【30】 3人40【35】 4人50【45】
誘導居住 都市住居型 単身40 2人55【55】 3人75【65】 4人95【85】
一般型 単身55 2人75 3人100【87.5】 4人125【112.5】
基準には2つあり、1つが最低基準で、これはマストで確保すべき住宅面積を表していて、その名の通り最低このくらいはないと厳しいという目安になります。
もう一つが誘導基準でこれはベターで確保できると良い住宅面積を表していて豊かrな住生活の実現に必要な目安になります。
なお、誘導住居面積には一般型と都市住居型があり、都市部と郊外のライフスタイルや地価の違いから別の項目が設けられています。
住まい選びの際には一般の誘導基準を目指し資金や立地の関係でやむを得ない場合は最低基準が目安になってきます。
間取りの選び方
単身の場合
一人暮らしのお部屋探しの場合は間取りは1Rか1Kのお部屋を選ぶケースが一般的です。来客が多い場合には1DKや1LDKといった広めの間取りもオススメです。
2人
二人暮らしのお部屋探しの場合はお互いの生活リズムがどうなるのかがお部屋選びのポイントとなります。
二人の生活リズムがほどんど同じで、できるだけ相手と一緒に過ごしたい、といった場合には1DKや1LDKといった間取りがオススメです。
それとは反対に、生活リズムが違っていたり、それぞれの個室が必要といった場合には2DKや2LDKの間取りがオススメです。
2DKのお部屋の場合は一部屋をリビングにして1LDKと同じように使うこともできるので大変便利です。
また、カップルや新婚さんの場合には将来を見越して広めの2LDKや3LDKにすると子どもが生まれても住み続けやすいのでオススメです。
3人
3人家族の場合、子ども部屋+夫婦の寝室+リビングで2LDK以上の物件を選ぶのが基本となってきます。もちろん、夫婦の寝室以外に書斎や趣味の部屋などが必要な場合、来客が多くゲストルームを確保する場合などは3LDK以上の物件を探すほうがいいかもしれませんね。
ただし、子どもが1人生まれて家族3人になっても、子どもが小さいうちは子ども部屋を作る必要が無いので1LDKでも十分という方もいらっしゃいます。また、広めのLDKであれば、リビングの一部に学習机を置き、子どもの勉強スペースを作るということもできるかもしれません。
しかし、子どもが生まれると子どもの衣類やおもちゃなど必然的にものが増えるため、収納が十分にない場合は1LDKだと狭く感じてしまうかもしれません。お子さんが生まれるタイミングで、マンションの売却を検討される方も多いようです。
4人
4人家族になると、子ども部屋2部屋+夫婦の寝室+リビングの3LDKに住むケースが多くなります。書斎や趣味の部屋、ゲストルームなどを作る必要がある場合は、それに応じて4LDK以上の物件を探すようにしましょう。ただし、マンションの場合、4LDK以上の物件の数が少なくなってしまうという点は考慮しておきましょう。
もちろん、子ども2人で1つの部屋を使うようにすれば2LDKの物件でも十分。6畳以上の部屋であれば2段ベッドを置いて2人部屋にするのもおすすめです。ただし、その場合は、子どもが大きくなっても同部屋のままで大丈夫なのか(特に男女のきょうだいや年齢差のあるきょうだいの場合)、成長したらより広い3LDK以上の物件に引っ越すのかを検討しましょう。
ちなみに、大都市の場合、4人家族で住むのに必要な最低の広さは50平米で、望ましい広さは95㎡とされています(住生活基本計画による)。間取りもさることながら、家族4人で十分生活できる広さかどうかもチェックしておくべきですね。
まとめ
以上世帯別の間取りの基準をご紹介してきました。
ご自身のライフスタイルによって間取り・広さを選ぶ一つの考えと思っていただければと思います。